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竣工写真の撮影現場における私の撮影機材を紹介

更新日:2025年6月3日


建築カメラマンとして5年目を迎え、試行錯誤を繰り返しながらも機材が大体これという構成で落ち着きました。


まず最初に、私がメインで使用しているレンズについて説明します。


竣工写真の撮影現場で使用されているレンズは一般的に、17mmと24mmのシフトレンズの使い分けがメインだと思います。


私がメインで使用しているレンズはこれとは異なり、20mmのシフトレンズひとつを使っています。その理由は次に通りになります。


20mmのシフトレンズをメインにする理由


  • レンズの付け替え頻度が抑えられる

  • 機材が軽量化されフットワークが軽くなる

  • 画角が非常に扱いやすい


ひとつずつ詳しく説明していきます。


レンズの付け替え頻度が抑えることで、その時間を撮影に充てられます。状況によっては現場の作業者に待ってもらって撮影することもあり、その時はレンズを付け替えている余裕はありません。また、レンズや本体へのゴミの混入も防げます。撮影が広角だとセンサーについたゴミは顕著に現れます。編集の効率を上げるためにも、ゴミの付着は極力抑えたいところです。


メインのレンズを一本化することで機材が軽くなります。現場によっては1万歩以上も歩くことがあり、重たい機材を持って一日中移動することはとても大変です。疲労が溜まると撮影の集中力にも影響してきます。なので機材を軽量化することはとても大事だと思います。


画角については20mmはシフトレンズでとても扱いやすいと思います。17mmだと歪みを抑えるなど撮り方の工夫が必要で、24mmだと画角に収まるケースはそう多くはないです。そこでちょうどいい画角が20mmで、画角に収まらない場合はシフトさせて複数枚の写真を撮り合成すれば大体の現場で画角に収めて撮ることができます。


当然画角に収まるのであれば24mmの方が綺麗な建物のパースで撮ることができますが、熟練の建築カメラマンがやっている撮り方を行えば20mmでも綺麗な建物のパースで撮ることができます。この撮り方については割愛しますが、シフトレンズならではの撮り方で、やり方が分かっても違いが理解できるようになるまでは経験が必要です。



このような理由から、私の機材構成は次のようなものを基本としています。


機材構成


  • 本体(メイン):Nikon Z7ii

  • 本体(サブ):Panasonic G9

  • レンズ:20mmShift, 6mmMFT, 12-60mmMFT

  • 三脚:カーボン三脚

  • 雲台:ギア雲台

  • カメラバッグ:バックパック


メインのカメラはフルサイズですが、サブカメラはマイクロフォーサーズを使っています。マイクロフォーザーズの良いところは何と言ってもレンズが軽いというところ。編集時のレタッチ耐性は若干落ちるのでメインで使用するには若干厳しいところがあり、メイン以外の画角をカバーしながら機材全体の軽量化を図っています。


レンズは20mmのシフトレンズをフルサイズに取り付けて使用。6mmMFTはフルサイズ換算で12mmの超広角となり、フレアなどに気をつけながら使います。12-60mmMFTはフルサイズ換算で24-120mmのズームレンズ。主にディテールを撮るときに使用します。


三脚を選ぶ大きなポイントは「軽さ、安定性、機能」の3つですが、安定性と機能を重視しすぎると重くなるので、私の場合は軽さをかなり重視して選んでいます。


雲台はギア雲台を使用。水平などを正確に取れるだけでなく、重量も抑えられています。ただ、ギア雲台は安いものだとすぐに壊れます。以前使っていたギア雲台で別メーカーのものをそれぞれ1年ほど使いましたが、壊れかけダメになりました。雲台に関しては特に悩まされて今使用しているものに落ち着きました。


カメラバッグはリュックタイプのバックパックを使用しています。スリングバッグは取り出しやすい利点はあるものの容量が足りず、ショルダーバッグは肩への負担が高くなります。電車での移動が基本ならローラー式がおすすめですが、砂利などを歩く時は持たなければならず、私は車での移動が基本なのでバックパックを使用しています。


ここまで紹介した機材が基本のセットとなり、他に現場によって追加する機材がありますが、そちらについてはまた別の記事で紹介していければと思います。



まとめ


機材の軽さに対する意識はとても高く持っており、何度も考えた結果このような紹介した構成で今は落ち着いています。


ただ、ユニークなレンズなどは色々と出てきていますし、これから先10年、15年と続けていくうちに機材構成は変わっていくかもしれません。その時はこの記事を更新するか新しく投稿して紹介していきたいと思います。

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